スポーツで結果を残したい体づくり福岡市でのパフォーマンスケア

筋肉の動きからみたロッテ佐々木投手の投球

スポーツケア
 

先日4月10日にロッテの佐々木朗希投手が完全試合を達成しました。
佐々木朗希投手、完全試合達成おめでとうございます。
コンスタントに160km/hを低くコントロールし、落差の大きいフォークボール。
私も動画を観てすごく興奮しました。
速いだけではなくコントロールも乱れない理由を、筋肉パフォーマンス改善専門の私が説明したいと思います。

これからプロを目指すお子様や学生さまに、速い球を投げれて、安定した投球をするのに必要な要素を知っていただけたらと思っております。
最後までご覧ください。

佐々木朗希投手のフォームは実は効率的

佐々木投手といえば、大きく足を上げた後、膝を抱え、左脚をうちに傾けながら重心移動をするフォームですが、よく見ると効率的な動きだなを感じます。

骨盤のひねりを作るには、内転より内旋が自然でスムーズ

腸腰筋(腸骨筋と大腰筋)
投球フォームに骨盤のひねりは重要なポイントです。
無駄な力を入れずにスムーズな回転が、球に強い力が伝わります。
骨盤に直接ついている筋肉で体をひねる時、どういう動きなのか説明します。

ひねりの動き、例えば骨盤を右にひねる時、右骨盤を後傾に左骨盤を前傾気味にする必要があります。

筋肉の動きでは右側は腸骨筋が主に作用しています。骨盤後傾時には腸骨筋を縮めて、脚を持ち上げます。
そのときに股関節は屈曲(前に曲げる)と外旋(外ひねり)の動きになります。
左側は主に中臀筋で次に内転筋が作用しています。中臀筋は外転(脚を広げる動き)と伸展(後ろに反らす)、内旋です。

実はひねりには片方は伸展と内旋、もう片方が屈曲と外旋することで、骨盤はひねりを実現できるのです。

佐々木投手の左脚内旋は右側にひねりを生み出す

内旋を入れたピッチング1
左足を上げた後、膝を折りたたみ、後ろに重心を残しながら、前に重心移動する状態です。このとき佐々木投手は左股関節を内旋して、前方に着地していきます。
右脚を沈めている状態もあり、股関節の動きとしては、骨盤を右方向にひねる動きと同様です。
左股関節は中臀筋を中心に内旋のまま伸展し、大腿筋膜張筋や腸骨筋、大腰筋が伸ばされます。

内旋を入れたピッチング2
左足を着地時点で股関節は少し外旋します。
そのときに少しずつ前に重心が移動し、左股関節は外旋と屈曲が入ります。
同時に骨盤は右側にためていた状態からくるっと左へ回旋していきます。
ただ、足を正面に出す状態よりも股関節を内に傾けた分だけ大きく回旋し、上半身に大きな回転力が伝わります。

股関節の運動エネルギーの大きさがそのまま球にスピードを出す力となって伝わるのです。

バランスを崩さずためを作りやすい

佐々木投手のすごいところは、肩の水平線がブレないことにもあります。
肩の水平線がブレないと、最後まで頭がブレが少なくなるので、コントロールも安定し、かつ回転力もロスが少なくなります。

重心移動までの佐々木投手の投球フォームを見てみると

佐々木投手の重心移動までの投球フォーム
①セット時に右股関節を軽く曲げている。
②左足を上げるときに右脚を伸ばす。
③タメを作るときに、右股関節を曲げて、沈める動きを入れる。
④左股関節を内旋し、スライドするように前に重心移動していく

①セット時の股関節の動きは、②の足を上げるときのバランスを安定させるために重要な行動であり、大きく脚を上げても肩の水平線はぶれないのです。
②からタメを作るためには、③の右股関節を曲げる必要があります。

④左股関節の内旋を行うと左腸骨筋が前傾するような動きになります。
しかし、③の右股関節の沈み込みが入らないと、バランスが安定せずふらつきます。

股関節の沈み込みがないまま、股関節内旋を行い、体重移動してみてください。
後ろに体重が残せず、すぐ前に行ってしまういませんか?
また、体を後ろに体重を残そうとしても、体が右に傾いてしまいます。

この体の傾きをうまく利用しているのが、元ロッテオリオンズの投手、村田兆治さんのマサカリ投法です。
彼は左脚をあげる時点で股関節を内旋しています。右足は伸ばしたままなので初めに体が斜めになります。
左足を足を伸ばしながら外旋し着地と同時に、右股関節を内旋しながら右膝を曲げることで骨盤回転を生み出し、球に強い力を出します。

脱線しましたが、右股関節の沈み込みがあるからこそ、左股関節をあれだけ内旋して重心移動しても、バランス良くスライドステップすることが可能です。

長い腕としなる腕の振り

股関節の回転力に加えて、長いリーチとしなる腕の振りがさらにスピードをつけます。
佐々木投手はアーム式とも言われます。アーム式は怪我をしやすく大成しないと言われます。
しかし、佐々木投手は早めに肘を曲げて、弓を引くようなテイクバックから、腰の回転と大胸筋全体で投げるような感じです。

大胸筋や三角筋
棘下筋や広背筋など
疲れや筋肉の酷使による筋肉のパフォーマンスが失われた場合、ケガになる恐れはあります。
主に大胸筋、脇の下の奥にある肩甲下筋、背中にある広背筋や棘上筋や棘下筋などの筋肉の柔軟性をメンテナンスしていけば、選手生命も長く続くと思います。

股関節屈筋群のパフォーマンスが実現可能の近道

佐々木朗希投手は柔軟性が高い投手と言われています。
メジャーリーグの大谷投手も肩甲骨の柔軟性が高いことは皆さんもご存知だと思います。
現在活躍中の投手は、無駄な力を入れないように筋トレだけでなく、筋肉パフォーマンスや体幹トレーニングもしっかりされております。

大事なのは
常に脱力し意識した筋肉だけイメージ通りに動かせること
で安定して速い球や思い通りの変化球を投げることが可能なのです。

腸腰筋の柔軟性

腸腰筋(腸骨筋と大腰筋)
腸腰筋の柔軟性はひねり運動をスムーズにできるためには非常に重要な要素です。
また、力まないピッチングを実現するには体幹を意識するのが重要です。
体幹コントロールには腸腰筋の柔軟性がないと実現できません。
タメを作る時も、腰を開くときも、腸腰筋を動かしています。

この動きができないと、腰を使わない上体だけのピッチングとなり、肩やひじのケガのリスクも高まります。
佐々木投手の股関節の内旋も、腸腰筋の柔軟性がないと、骨盤後傾が強くなり、あれだけ傾けることは難しいと思います。

腸腰筋はさまざまな動きの中で最も動かしている筋肉であるため、よく拘縮しやすい筋肉です。
急激な動きで筋肉がロックした時、筋肉のロックを解除して柔軟性を本来の状態へ戻すことが重要です。

肩のケガを予防したい場合、腸腰筋の柔軟性を保ち、肩などムダな力みを減らすことが大事です。

中臀筋や内転筋の柔軟性

重心を前に移動するときの左股関節は中臀筋と内転筋を収縮させます。
逆に着地後の股関節の回転の動きでは、腸骨筋や大臀筋が縮まり、左の中臀筋や内転筋は伸ばされます。
中臀筋や内転筋が硬く縮んでいると、柔軟背を失い、コントロールまで失います。

主にダッシュや走り込み、筋トレなどで筋肉が負荷によりロックすることが多いので、運動後筋肉をリセットしてあげると、常にケガしにくい安定した動作を維持することが可能です。

柔らかすぎると壁が作れず流れてしまうのでは?

柔らかすぎると壁が作れず流れてしまうという意見もありますが、これは柔軟性のある筋肉への誤解があるのではないかと思います。

ほとんどの方はストレッチのように筋肉を伸ばすことで柔軟性を作っているのではありませんか。

本来正常な筋肉はコントロールが効き、ブレーキが入れたいとき、必要な筋肉だけ自然に力を入れられます。
それは筋紡錘が負荷や脳の意識によって収縮のコントロールを行なっているからです。

ただ、繰り返し起こるさまざまな負荷によって、筋肉は収縮したロック状態になります。

ロックした筋肉は、筋紡錘の機能異常が引き起こしているため、本来のニュートラルな状態を見失っています。
この状態でストレッチを行うと、さらに伸ばされることにより、筋紡錘が意識しているニュートラルな状態がさらに狂ってしまいます。
脱力はしているのですが、筋肉がもちを伸ばしたようにグニャとなって、力が加わっても思い通りに筋肉が縮まりません。
これは筋紡錘が機能異常を起こしていることにより、負荷がかかったときの筋反射がうまく行っていないからです。

筋紡錘の機能が正常であれば、柔軟性も筋肉のコントロールも思うようになり、本来の力を発揮できるのです。

筋肉のロックとは負荷によって拘縮したままの状態

ロックした筋肉とはどういう状態なのでしょうか?

筋肉ロックの仕組み
筋肉のロックはトレーニングや試合本番で強い力やあらぬ方向に急激なチカラが働いた場合、関節や筋肉の断裂を守るために、筋紡錘がブレーキをかけ縮まった状態のままになってしまうことを言います。

筋肉のロックは、徐々に大きくなり、ケガや骨折の原因になります。
筋肉ロックが血行不良を引き起こし、栄養や酸素の運搬効率を下げるため、筋肉の成長や疲労回復の弊害となる場合もあります。

筋肉のロックは、負荷に敏感となり、もんでも引っ張っても刺激となるため改善しません。

筋紡錘が急な負荷を感じているセンサーを、一度リセットする必要があります。
その施術方法が、ミオンパシーや筋紡錘解放テクニックです。

筋肉本来の柔軟性を取り戻すことが本来の改善につながります。
ケガでさまざまなリハビリをしても、なかなか復帰できずお悩みの方、筋肉ロックにアプローチし、本来の筋肉の状態を確認してみてはいかがでしょう?

最後までお読みくださり誠にありがとうございます。

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