動いていたら痛みが減る理由
朝起きたときやじっとしていると痛みが出るけど、動いていたら痛みがへるということはありませんか?
なんだ動いていれば治るやん!というのは間違いです。
今回は動いていると痛みが減る理由と本来の改善について説明したいと思います。
動いていると痛みが減る理由
痛みの原因は血行不良
結論から言うと、筋肉を動かすことによって血行不良が改善されて、筋細胞などの組織の酸素不足が解消されるからです。
慢性的な痛みの原因は、血行不良による酸素不足と関節への強い負荷です。
血行不良がなぜ起きているかというと、筋肉が硬く縮んだ状態になっているからです。
これを筋肉ロックと私どもは呼んでいます。
筋肉のロックは、太く縮んでいるため、筋繊維の間に通う毛細血管を阻害します。
毛細血管に限らず、血管は酸素や栄養素を細胞に運びます。毛細血管の阻害が起こると、筋細胞などの組織に正常に酸素や栄養素が行き届かなくなります。
つまり筋細胞などの組織が酸欠状態になるため、毛細血管を拡張すると同時に痛みを脳に伝えます、
動くことで血行不良を一時的に改善させる
筋肉は静脈やリンパ管をポンプする働きもあります。
例えば、ふくらはぎは歩くことで筋肉を伸縮させ、重力で下に溜まった老廃物を含んだ血液やリンパをポンプして上半身へ運びます。
酸素を含んだ血液が循環されて、細胞に送られます。
じっとしていて、痛みが出ているのは、酸素不足が原因であるため、筋肉のポンプにより酸素を含んだ血液が筋細胞などに送られ、酸素不足が一時的に解消されるのです。
しばらくして動かない状態になると、血液は元通りの流れに戻るため、筋肉ロックによる血行不良により痛みが再発します。
これはマッサージを受けている時と同じで、もんでいる時は手動でポンプをしているため、血流が一時的に改善されるので楽になるんですが、筋肉そのものの改善になっていないため、しばらくすると血行不良状態に戻ります。
ロックした筋肉を無理に動かすと悪化する
ロックした筋肉は非常に伸びが悪い状態です。
無理に伸ばすと、筋肉の伸び縮みを監視している筋紡錘が、これ以上伸びない筋肉に対し、縮むように筋肉に指示、さらに筋肉が硬くロックしてしまいます。
筋肉が硬いからストレッチをして、伸ばした筋肉が痛みが出ることありませんか?
ロックした筋肉が伸ばされることで、筋繊維内の毛細血管が血行不良を起こしているからです。
本来の改善は筋肉ロック解除が必要
痛みを起こす根本的な原因は、筋肉のロックです。ロックした筋肉は押したり引っ張ったりしても意味がありません。
なぜなら、筋肉自身が負荷や刺激から体を守るために硬く縮む制御を行っているからです。
痛みの根本を改善するには、筋肉ロック解除を行う必要があります。
筋肉ロックは、刺激や急激な負荷などに対し、筋紡錘が硬く縮める制御しているところにアプローチしないと解除できません。
筋紡錘が急な負荷を感じているセンサーを、一度リセットする必要があります。
その施術方法が、ミオンパシーや筋紡錘解放テクニックです。
筋肉ロック解除により、筋肉本来の柔軟性を取り戻すことが本来の改善につながります。
ケガでさまざまなリハビリをしても、なかなか復帰できずお悩みの方、筋肉ロックにアプローチし、本来の筋肉の状態を確認してみてはいかがでしょう?
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